あれから4日が経った。
今夜は影がミトの部屋を訪れる日だ。
ミトはこの4日間、鬱々とした気持ちで過ごしていた。
あまり悩むのが得意ではないミトには珍しいことだった。
王宮に行けばセイラムの顔を見ることができるかもしれない。
セイラムに会えば、このモヤモヤも晴れるかも。
そう思ったが、面倒事が起きそうで、結局ずっと別邸で過ごした。
ミトは理由をつけて自分の気持ちを誤魔化しているだけの自分に気付けない。
いよいよ影が来る時間が近づいてくる。
ミトはさすがに影に会うのを気まずく思った。
今まで影に対して恐怖心や怒りを感じたことは何度もあった。
影がセルファを演じて、ミトと距離をとった時期もある。
しかし、今回のように強い拒絶を見せられたのは初めてで、さすがのミトもどうして良いのかわからない。
そして、気がかりな点がもう一つ。
(セイラム様は影の御付の人。ということは、この扉の向こうにいらっしゃるんだ…)
そう思うと、全く冷静ではいられなくなった。
セイラムはいつも寝室着に着替えたミトが視角に入らないような場所にいるので、影を迎えるミトからは見えない。
それでも、扉1枚の向こうにセイラムはいるのだ。
(うわぁ…最悪だわ…)
当然だが、ミトと影は夫婦の営みをしていることになっているのだ。
実際、途中までの行為はすでに何度もしている。扉1枚隔てた先にセイラムがいるというのに。
なんという羞恥。ミトは消えてしまいたくなった。
今夜は影がミトの部屋を訪れる日だ。
ミトはこの4日間、鬱々とした気持ちで過ごしていた。
あまり悩むのが得意ではないミトには珍しいことだった。
王宮に行けばセイラムの顔を見ることができるかもしれない。
セイラムに会えば、このモヤモヤも晴れるかも。
そう思ったが、面倒事が起きそうで、結局ずっと別邸で過ごした。
ミトは理由をつけて自分の気持ちを誤魔化しているだけの自分に気付けない。
いよいよ影が来る時間が近づいてくる。
ミトはさすがに影に会うのを気まずく思った。
今まで影に対して恐怖心や怒りを感じたことは何度もあった。
影がセルファを演じて、ミトと距離をとった時期もある。
しかし、今回のように強い拒絶を見せられたのは初めてで、さすがのミトもどうして良いのかわからない。
そして、気がかりな点がもう一つ。
(セイラム様は影の御付の人。ということは、この扉の向こうにいらっしゃるんだ…)
そう思うと、全く冷静ではいられなくなった。
セイラムはいつも寝室着に着替えたミトが視角に入らないような場所にいるので、影を迎えるミトからは見えない。
それでも、扉1枚の向こうにセイラムはいるのだ。
(うわぁ…最悪だわ…)
当然だが、ミトと影は夫婦の営みをしていることになっているのだ。
実際、途中までの行為はすでに何度もしている。扉1枚隔てた先にセイラムがいるというのに。
なんという羞恥。ミトは消えてしまいたくなった。



