その息尽きるまで時間は無限

久しぶりのまともな昼食を食べた後、佳凪から話が切り出された。


と言っても、三人で話し合うようなものではなく、更に佳凪のことが好きになってしまうようなことだった。



「…楓。昨日の…その……あったけど、別に私たちは楓を軽蔑するようなことはしない。 だって、あれ絶対濡沢じゃんね。 楓は悪くない。 ずっと味方だから、大丈夫。」



ーーーーどんな名言より、心に響く言葉だった。


佳凪が好きだからではなく(まあ、それもあるが)俺自身の状況が状況だから、より響いた。



佳凪に続いて、あおいも口を開く。


「うん、本当だよ。うちらは楓の友達だし、味方でしょ? 気負わないでね。 それと、明日から毎日ここで一緒にお弁当食べよ! …でも、分けてることバレたら、うちのお弁当にも…」


「え、まあ、その時はそのときっしょ!なんとかなるなる!」

「…あぁ…!そうだな…!」


無理やり明るくしてる感が強いが、2人のおかげでだんだん未来が見えてきた。


真が亡くなってからというもの、俺にいじめが集中しているから、真と同じ運命を辿ったら…と考えてしまう。


でも、俺には2人が、佳凪がいるから、生きていられる気がしてきていた。













そして、あれから2週間、修学旅行。



ーーーー俺は1人、心の中で決意していた。