その息尽きるまで時間は無限

「あっっ!!楓くん!あぶな〜い!!!」



ドサッ、と身体に衝撃が走る。


それは、決壊させるには十分だったらしい。




「っうぁ」


ズボンに不快感が溜まる。



その不快感の正体がなんなのか、すぐにわかってしまう。


思わずしゃがみ込む。


少しも止まる気配がない。
どんどん不快感が増えて、腰が物理的に重くなっていく。



「…っ…あ、あ…ぁ…」

「…松下さん…?どうされました?」

「…楓くん?大丈夫〜?」




気持ち悪い、恥ずかしい、苦しい、逃げたい、気持ち悪い、やめてくれ。


腹痛が和らいだ頃には、全てが手遅れだった。



『…は?何あいつ、どしたん』

『なんか臭くない?』

『それな』

『え、なに?なんかトイレみたいな臭いする。』



恥ずかしい、恥ずかしい。
もう俺12歳なんだぞ?
夢だ、夢だ、現実じゃないんだよな?
そう言ってくれ。



現実逃避したくても、自分から発される独特の臭いと、下半身の重さが引き止めてくる。