その息尽きるまで時間は無限

空いていた店内にドアの音が響き、女子高生の集団が入ってきた。


クロたちの隣に座った。
流行りのアイドルの話をしていた。

「…で。」

「…え?」

「かえで。」

「…ん、え、あ…、あっ。」

一瞬、何を言ったのかわからなかった。

少し声が小さかったのもある。



「楓くん…ね。いいね。ーーー楓くんのお弁当も、あれ、衣ちゃんがやったんでしょ? さすがだねっ」


「…ふふ、ありがと。 次、絶対楓。 知ってる?私のお弁当に埃とか入れたの、あれ全部楓だったんだって。同じことしたいの。」

「いいねいいね! 同じことしたいって…もうやってない?」

「うん、してる。もう始めてる。や、あれじゃ足りないな。 ーー真の時みたいに、みんなの前で恥ずかしい目に合わせてやりたい。」

「あー、なるほど?…衣ちゃんも公開処刑、されてたもんね〜? そりゃみんなに同じことしたいねっ。」

「うんうん。…また手突っ込むのは流石にヤかな。 あと、普通にそれ以外にもいじめてやりたいし…。 とにかく屈辱的な目に合わせたい。」

静かに力強く言う衣ちゃん。



屈辱的な目…ねぇ?

衣ちゃんがハンバーガーを一口、コーラを一口飲む。