ホスト科のお世話係になりました

《尋:了解。しっかりお世話係をしてくれてありがとうございます》

ニコニコ笑顔のスタンプも一緒に送られてきて嬉しくなる。
「掃除も終わったし、朝のお仕事終了!」

初日にしてはいい感じなんじゃない!?

☆☆☆

仕事を終えて自分の教室へ入ると、百恵がすぐに駆け寄ってきてくれた。
「おはよう百恵」

「おはよ! 今日から仕事だったんだよね? どうだった?」

挨拶もそこそこに質問攻めしてくる百恵はやっぱり目を輝かせている。

「朝はひとりで部室の掃除をして、予約を1件取っただけだよ」

「えぇ、それだけ? ホスト科の人たちには会わなかったの?」