ホスト科のお世話係になりました

黙ってケーキを食べ始めた時、ドアが開いてトイレに立っていた愛美が戻ってきた。
「ケーキおいしそうだね! いただきます!」

取り分けられたケーキにさっそく口をつけていて、鼻の頭に生クリームなんてつけている。

ちょっとドジなところもあるけれど真っ直ぐで一生懸命で、そんな愛美にどうやらホスト科のメンバーはみんなやられてしまったみたいだ。

ついつい視線が愛美へ向かう。
「みんなどうしたの? 食べないの?」
愛美に言われて全員がフォークを手に取る。

「いただきまぁす!」
これからはみんながライバルだ。

誰が愛美と付き合うことができるのか、それはまだわからない。
「あ、侑介俺のケーキ取ったな!」