ホスト科のお世話係になりました

連絡を取ろうかと思ったが、ホスト科には専用のスマホがあるので個人的な連作先は知らなかった。

それだけで悲しい気持ちになってきてしまったので、自分の気持ちを切り変えるためにも大股で教室を出た。

私はホスト科のお世話係なんだから、なにも遠慮することなんてないと自分に言い聞かせる。

そしてドアの前でネームをつけたとき、ドアが開いて汰斗が出てきた。

こんな遭遇の仕方をするとは思っていなかったので戸惑い、つい視線を逸らせてしまう。

あからさまに無視してしまったような感じになって慌てて顔を上げたけれど、その時にはもう汰斗は私に背を向けて廊下を歩きだしていた。