ホスト科のお世話係になりました

その日はホスト科のことを忘れて楽しむつもりが、ずっと汰斗のことを考えてしまった。

おかげで百恵の話を何度も聞き流してしまって、すごく申し訳ない気持ちになった。
「どうしてこんな気持ちになるんだろう」

帰宅して自分のベッドに横になって呟く。
せっかく百恵と楽しい時間を過ごしていたのに、汰斗の姿を見てからすっかり気分も変わってしまった。

いまだに胸のあたりが苦しくて、言葉に言い表せない感情が渦巻いている。

ベッドの上で寝返りを打ったとき、百恵からメッセージが届いた。
《今日は楽しかったね! だけどまだ悩みがあるみたいに見えたんだけど、大丈夫?》

百恵の優しさに泣いてしまいそうになる。