ホスト科のお世話係になりました

「一応部活動ではあるんだけどさ、ボクらはホスト科って呼んでるんだよ」
侑介が呼び名への疑問を拭うように言った。

「それと、私のお世話係はなにか接点があるんですか? 見た所、金魚とかもいなさそうですけど」

「別に動物の世話をしてもらうわけじゃねぇよ。お世話係ってのは、オレたちの世話をしてもらう係のことだからな」

大の説明に私は目を見開いた。
「ホ、ホストのお世話ってことですか!?」

驚きすぎて声が上ずってしまう。
「今さらわかったか」

と、冷たく言ったのは汰斗だ。
その視線もとても冷たい。