悪役令嬢と誤解され王子から婚約破棄を言い渡されましたが私にどうしろというのでしょう?

ジェリーナ様は青ざめた顔をしていた。
相当引いてる…。
そりゃ当然だよね。

きっと触られるのも嫌だろうに、国王陛下の前だから必死で耐えてる。
私は気の毒でたまらなくなった。

「申し訳ございません!」

国王陛下の前で再び謝罪する私。
もう怖くて顔上げられないよー。
そして、ルイザ様も再び私をかばう流れでアホ王子の悪行を暴露しまくる。
嘘のエッセンスと共に。

「嘘だ!ルイザ=フェルナンド!私を侮辱するのか!」

激高するアホ王子。
しかし、カルシス様に止められてすぐに何も言えなくなった。
やっぱりアホ王子はヨワヨワだな…。
か弱い女性なら強気に出られるけど、公爵家の後継者を前にするとすぐ委縮しちゃう。
なっさけな!

すかさず糾弾を続けるルイザ様。
ここまできたら、あとはルイザ様に任せるのみ。

ルイザ様はアホ王子がジェリーナ様を冷遇したことまで暴露する。
当然しらばっくれるアホ王子。
それが通用すると本気で思ってるなら、痛い。痛すぎるよ。

「そんなことない。ジェリーナとの仲はずっと良好だ。そうだよな。ジェリーナ」

アホ王子はルイザ様の発言を全否定した。
ジェリーナ様は…?