翌日。
私はいつも通り学校に行くことにした。
「どうせ俺がカミナリを呼ぶから家にいればいいのに」
そう鳴神は言ったけど、私だけ天気が悪くなるのをわかってて休むのもなんだかズルい気がしたから。
それに学校には友だちの千結ちゃんも莉亜ちゃんも来てる。
私が突然休んだら心配するだろうし、ね。
そう言うと鳴神は「マジメだな」と言いつつも納得してないみたいだったけど、本当の理由は言ってない。
……見てみたいのだ。
みんなの反応を。
鳴神によっていきなりカミナリが鳴って、マラソン大会を中止せざるを得なくなった時の先生たちの反応。
やったー! って喜ぶクラスメイトの反応。
特に莉亜ちゃんは自他ともに認めるインドアの読書家だから、私と同じくらい喜ぶだろう。
昨日は、自分のせいでお天気がめちゃくちゃになって困る人が出ると鳴神を叱ったけど……
私だって全部イイコちゃんって訳でもない。
こういうハプニングにわくわくする気持ちだってあるのだ。
だからいつも通り、でも念のために傘を持って行くことにした。
私はいつも通り学校に行くことにした。
「どうせ俺がカミナリを呼ぶから家にいればいいのに」
そう鳴神は言ったけど、私だけ天気が悪くなるのをわかってて休むのもなんだかズルい気がしたから。
それに学校には友だちの千結ちゃんも莉亜ちゃんも来てる。
私が突然休んだら心配するだろうし、ね。
そう言うと鳴神は「マジメだな」と言いつつも納得してないみたいだったけど、本当の理由は言ってない。
……見てみたいのだ。
みんなの反応を。
鳴神によっていきなりカミナリが鳴って、マラソン大会を中止せざるを得なくなった時の先生たちの反応。
やったー! って喜ぶクラスメイトの反応。
特に莉亜ちゃんは自他ともに認めるインドアの読書家だから、私と同じくらい喜ぶだろう。
昨日は、自分のせいでお天気がめちゃくちゃになって困る人が出ると鳴神を叱ったけど……
私だって全部イイコちゃんって訳でもない。
こういうハプニングにわくわくする気持ちだってあるのだ。
だからいつも通り、でも念のために傘を持って行くことにした。


