そんなクラスでの出来事を何も知らない沙良は、ベッドの端にもたれて窓の外を見ていた。 「話してもいいですよ…。」 「え…?」 沙良の突然の言葉に、丸椅子に座っていた刑事は姿勢を正した。 「事件のこと、話してもいいです。」 そう言って、窓に向けていた視線を、ゆっくりと刑事に移した。 そして、静かに話し始めた。