……はっ?
何が起こったのか理解できず、顔を上げると。
唐突に登場した救世主の正体は──なんと、兎内双子だった。
状況を察するや否や全力疾走してきたのだろう、二人ともゼェゼェと肩で息をし、今にも死にそうな顔をしている。
二人がかりで私から引き離された峰間京は、心底不満そうに小さく呟いた。
「……いいとこだったのに」
「いや千歳がやめろって言ってんだろ?!?!」
「万が一他に見られて僕までBL仲間だと思われたらどーすんのッッ?!?!」
ギャーーッ!!と左右から一斉に詰め寄られ、露骨にうざったそうに顔をしかめる峰間京。
一方で私はというと、いまだに状況についていけず、バクバクと高鳴る胸を押さえたまま硬直していた。
ふ、双子……来てくれて助かったけど、一体どこから見てたんだろう。あのディープキスは見られてないよね?もし見られてたとしたら、冗談にならないんだけど……??
と、一人めちゃくちゃ焦る私だったけれど。
