……いや、そうだよね。側から見てたらそうとしか思えないよね。
私からすれば同性同士だから、うっかり間接キスみたいなことまでしちゃってたけど……普通に考えたら、私がしてるのは脈あり行動以外の何ものでもない。
茉白ちゃんがウザがらずに対応してくれていたから気づかなかったけど、今の私は『他の男を牽制しつつ急激に距離を詰める』という下心満載の最悪男ムーブをかましてしまっていることになる。
これって、好感度的にかなりマズい?実は内心引かれてたりする……?
と、内心焦り始めていると、その沈黙を図星だと受け取られたのか。
夏葉ちゃんは「ふーーん??」とニヤニヤ目を細め、私の机に頬杖をついてきた。
「……千歳クンは爽やかに見えて、意外とむっつりさんなのかな♡」
「は……」
首を傾げて煽られ、私は今度こそ本気で慌ててしまう。
ちょっと、お願いだから、これ以上茉白ちゃんの好感度を下げるようなこと言わないで……!
身体目当てだって誤解されたら、嫌われちゃって近づけなくなるじゃん!
