というか、そもそもそれ以前に、霞のバックには翠雲会がついてるんだから揉み消そうと思えば簡単にできたはずだ。
それがなかったってことは、新入生ハンティングをエンジョイしたかったがためにわざと炎上した可能性が出てくる。もう、なんかさ……早くアイドル辞めなよ。
まぁでも、そのおかげで接触できる機会が増えるから、こちらとしてはありがたいんだけどね。
聞けば聞くほど嫌な情報が掘り起こされそうで怖いけど、敵を知るのは戦の掟。
私は怯えを振り払い、すぐに次の質問を投げかける。
「……じゃあ、あの人の好きなタイプとかって分かる?顔の傾向とか」
「顔っていうか……ねぇ」
「体?」
気まずそうな苦笑いで顔を見合わせる双子に、今度こそ何も言えなくなった。
何を聞いても予想以上のキモ回答が返ってくる……。
「ほら、あいつの場合、全員ヤリ捨て用だからさ。スタイル良い子ばっか選ぶというか」
そんな雪斗の言葉に、脳裏にぼんやりと茉白ちゃんの姿が浮かんでくる。
……うん……なるほどね……何がとは言わないけど、説得力ある……。
おそらく、彼のチョイスは完全に色気重視なんだろう。雰囲気で言えば、ウブな子よりも経験豊富なお姉さん系が好きそうだ。
……きもいねー。
