「雪斗と陽斗はさ、霞先輩と同じ事務所で、学校も同じで過ごしてきたんでしょ?何か役立ちそうな情報とかないの?」
「アバウトな質問ですこと。必要な情報を明確に、はいもう一度」
「……」
嫌味な上司みたいな陽斗に若干表情を引き攣らせつつ、不満を押し込めて一人考える。
うーん……まず何から聞けばいいかな。
色々と質問は浮かぶけれど、とりあえず大前提として把握しておきたいのは、ターゲットとの接触時間がどれくらい確保できるかということだろうか。
「あの人って、どれくらい学校来てるの?仕事忙しそうだけど」
私が質問を投げかけると、兎内双子は顔を見合わせて話し始めた。
「週2くらいじゃね」
「いやでもあいつ確か活休中だよ」
「あぁ、路チューすっぱ抜かれたんだっけ」
「じゃあ毎日来るか」
さらっと投下された衝撃情報に、私は口をあんぐり開けてしまった。
えっ、熱愛で炎上した直後でアレ……??
反省のための活休期間を、新たな獲物を物色するためのハンティングシーズンとしてフル活用してるみたいだったけど、道徳とか倫理観とかないの?
