「──きにいっだ。オデの女になで」
「ギャハハハハハ!!似てる!!アッキーめっちゃ似てるよ!!」
「すごかったよな」
「『おもしれー女』を地でいきそうな人だったもんね」
「言ってなかったっけ??」
「言ってたか」
会議開始から数十分。
そんな私の見通しが甘かったということを、早くも思い知らされていた。
先ほどから、各地で九条霞罵倒大会が繰り広げられるだけで、肝心の話し合いが進む気配は一向にない。
休暇だから全員テンションが高くなってるのか、少しでも油断すればすぐに話が脱線してしまう。
内心では頭を抱えつつ、でもまぁこっちが協力してもらってる立場だからなぁ……と思うと、遠慮して強く言えずにいた。
そんな私の微妙な表情にいち早く気付いたのは、この会合の主催者である雪斗だった。
無言でちまちまとスナック菓子をかじり続ける私を見て察したのか、バカ騒ぎする集団から離れ、私の方に寄って座り直してくれる。
