「やっぱ酒池肉林を謳歌することこそがイケメンの社会責任っすよね!よっ、日本一の慧眼を持つ若き天才!!全ての選択が大正解〜!!」
「そうだろ。靴舐めるか?」
「いいんすか逆に!!」
「プライド!!プライドとかないの?!」
即堕ちにも程がある京を慌てて取り押さえれば、本人は心底楽しそうに大爆笑。
さてはこの人、さっきから私にツッコんで欲しくてわざとボケまくってるな……?
なんかもう、今日起こる全てのイベントの疲労度が高すぎて一日が異常に長く感じる。睦にナイフ突きつけられたところからまだ日付変わってないってなんかのバグじゃない?
しかも静琉によると、明日はファイナリスト全員集合で焼肉に行くらしい。多分コンテンツになるんだと思うけど、問題児たちはちゃんと放送できるラインを守って大人しくしてくれるのだろうか。コンプラ維持係こっちに回ってくること確定だよね。
昨夜の、放送事故寸前だったコンテンツ撮影の記憶が脳内で再生されて、私は思わず苦い顔になる。あれをもう一回やるみたいなものか。
……仮病使っちゃダメかなぁ。
今から明日の地獄を想像してしまって、私はひとり、痛くなるこめかみを押さえるのだった。
