「写真撮るだけでもダメ?」
「用途は?」
「いかがわしい目的以外では使わない」
「ん……?いやダメじゃん!!」
慌ててツッコめば、「うわバレた」と楽しそうに爆笑する京。この人、私がパニックになってる時が一番生き生きしてるな……私のこと本当に好きなら、もう少し優しくしてくれてもいいんじゃないですか。
と、そんな私の不満げな視線を受け止めたまま、京はさらに調子に乗る。
「ねー静琉ちゃん、もっとなんかないの?こういう可愛いの」
「あー、コスプレとは違うけど……ほら」
京の言葉に答え、静琉は袋のような何かを二つまとめてこちらに投げてきた。
乱暴な軌道で投げられたその袋を、京は片手で、私は辛うじてキャッチする。こ、今度は何……?もう変なものは勘弁なんだけど。
口を尖らせつつ、恐る恐る袋の中を覗いてみると──
そこに入っていたのは。
「……制服?」
隣の京から溢れた言葉通り、中身は学校の制服一式だった。
え、なに、制服コスプレってこと……?
でも、それにしてはやけにリアルっていうか、このデザイン、どこかで見たことがあるような……?
わけがわからず戸惑う私に、デスクの陰からようやく顔を出した静琉は、なんでもないことのようにサラッと告げた。
「お前ら二人には、今年度からそこの学校に行ってもらうから」
……。
…………んんん?
