と、そんな複雑な気持ちになりながらも、私は遼次から来たフォローリクエストを承認する。
共通の友達も多いんだから何も言わずにフォローしてくれても良かったのに、わざわざ本人に確認取るあたり、めちゃくちゃ彼らしい。
「……ありがとね。今度ご飯誘うね」
「ッ?!がち?!それはもうマッッジでありがとう」
途端、分かりやすくテンションが高くなった遼次に、私はちょっと笑ってしまう。
誘うって言っても、色々ゴタついてるのがなんとかなって、こっちに余裕ができてからになるだろうけど。
でも、この場所で出来た友達とのつながりは、ちゃんと大事にしていきたい。
だからせめて、関係が消えてしまわない程度には連絡取り合っていられたらいいな……。
──そんなことを、一人胸の中で考えていたその時。
「えー、俺は?」
不意に耳元に差し込まれた声に、びっくりして肩が跳ねた。
慌てて振り返ると──そこに立っていたのは、飛龍。
彼も遼次と同じように大きなスーツケースを片手に立っていた。
びっくりした……気配消して近づいてこないでよ、心臓に悪い……!!
「あは。ビビりすぎやろ」
バクバクと高鳴る鼓動を押さえる私を、愉快げに見下ろしてくる飛龍。
