「眩しい……俺の推し……」
「ケッ」
「陽斗くん表情管理」
「えーあれでも翔くんには勝てへんねや」
「まぁ妥当やろ」
そんな参加者たちの声を遠くに聞きながら、私は慌ててスクリーンに視線を走らせた。
私の脱落確定だから私以外に二人落ちると思ってたけど、こうなると一気に話が違ってくる。私が通過するってことは、三人落ちるってことだ。
私以外に三人って……そんなに落とせる人いる??
今この時点で名前が呼ばれていないのは、新海飛龍、灰掛遼次、兎内雪斗、小山明頼だ。全員それぞれキャラも立ってるし、この番組において不可欠な存在ばっかりだと思うんだけど……。この四人の中で、一人しか通過できないってこと?そんなことってあり得る……?
残酷な事実を突きつけられ、思わず視界がくらりと歪む。
──この先を、聞きたくない。
そんな私の願いも虚しく、順位発表は無慈悲にも進んでゆく。
『では続いて、8位の参加者──つまり、ファイナルに進出する最後の参加者を発表したいと思います』
いつも通り、淡々とした巫静琉の声と共に。
カメラが、まだ通過が確定していない参加者を順々に抜いていった。
