『……言っても最終的にお前が全部決めんだろ?』
ひぇぇぇぇぇぇえええ怖いぃぃぃぃいいいいい!!!!!!
声ひっっっっくい!!!!千歳くんと話してる時の、あのとろけるような甘々王子様ボイスはいずこへ?!?!不穏すぎるよ!!!!火山大噴火直前の地響きの音が聞こえるよッッッ!!!!冷戦決壊寸前、まさに令和のキューバ危機。この不穏すぎる空気、一体誰がどう処理するんだ……と、真っ青になって地獄の行末を案じていた、その時。
『……このままだと行き詰まりそうですね。一旦違うことしましょうか』
メラメラと燃え広がりかけていた業火に、清らかな聖水の降り注ぐが如く、穏やかな千歳くんの声が割り込んだ。
あっ、姉貴ぃ…………!!!
多分、画面の中の冨上栄輔も今の私と同じ感想を抱いていると思う。だって、あからさまに安心した顔してるもん。迷子の子犬がお母さん見つけた時みたい。
そしてそして、遥風も千歳くんに視線を移してじっと見てる!!千歳くんが遥風の方全然見ないのを良いことにすっっごい見てる!!!いやそりゃ見るだろうけど、なんせ最近ここのケミ供給希薄だったもんで遥風が千歳くんを視界に入れているという事実だけで嬉しいんだ私は!!
女神の仲裁でなんとか最悪の事態は免れ、カットは天鷲翔のインタビューシーンへ移る。
