『凄まじい歓声ですね〜〜!私も今日は審査しつつ、皆さんと同じファンとして楽しみたいなと思っています!!その調子で、最高に声出していきましょうね!!』
弾むような口調でそう話す朱那さん。背も小さいし、喋りも若々しいせいで勝手に同い年かちょっと上なのかなと思っていたら、どちらかというと私の親世代に近いらしいと知って驚愕した覚えがある。どう考えても逆年齢詐称でしょ。どういった最先端の美容医療をお使いになっているのか、とてつもなく気になる……。
と、そんな下世話な雑念を巡らせているうちに、朱那さんのコメントも終了。
次は例によって、あの「式町睦」がスクリーンに映し出されるはず──。
そう確信してゴクリと固唾を飲んだ、その瞬間。
切り替わった画面に映し出されたのは──
かっちりとした高級スーツを隙なく着こなした、名前も知らない外国人の美青年だった。
…………。
……………………ん??
彫刻のように整ったお人形フェイス。光を反射して煌めくプラチナブロンドのサラサラヘアに、琥珀色の美しい瞳。ビジュアルが世紀の大爆発を起こしている遺伝子大勝利コーカソイド……。
どなた…………??
