「じゃあおねーさん、誰推しなのー」
「私ですか?私は圧倒的に千歳くんですよ」
言いながら、凝りに凝りまくって作ったスローガンをバッグから取り出して広げて見せる。
今回選んだ写真は、私一推し、SYNDICATEのときの氷の美貌千歳くん。暗い過去と孤独を背負って生きてきたこの闇堕ち感がたまらんのですよ。見よ、これが神の最高傑作の威光だ!!
と、ドヤ顔で反応を待つ私だったけれど。
目の前のその子は、一瞥し「あー」と興味なさげな声を出すと、フンと鼻を鳴らした。
「千歳ね。確かにイケメンだけど、いい子すぎてつまんなくね?あと私の嫌いな女に顔似ててなんか無理」
…………はぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜??????
ふざけんなよコイツ。どの口が言ってんの?なんで我らが千歳様に対してそんな上から目線なわけ?私に失礼な態度を取るのは別に許すが、神への冒涜は何が何でも許さんぞこのクソガキャア。
流石にピキッてしまった私は、さっきまでの恐れも忘れて、思いっきり彼女を鼻で笑ってやった。
「……千歳くんに似てる女の子とか絶対に異次元レベルの超絶美少女でしょ。その子が自分よりモテてたから嫌いだっただけじゃないのぉ〜〜?」
「はっ?!うっ、うるさい!私の方が絶対可愛いし!!」
「あれあれぇ〜〜〜、図星突かれて顔真っ赤じゃ〜〜ん。断言するけどね、千歳きゅんの方があんたより100万倍性格良いし、1000兆倍可愛いで〜〜す!!」
「はぁ〜〜?!なんなのこのクソババア死ねば?!?!?!」
