耳をつんざくような、爆音。
金属が捻じ曲がる轟音と、巻き上がる粉塵。
思わず身を縮めながら、何が起こったのか確認しようと、薄く目を開ける。
すると──爆破された倉庫の鉄扉の向こうに。
「何これ」
「プラスチック爆弾、C-4」
「脳筋にも程があるだろっ……!!」
聞き覚えのある声たちと共に、霞んだ人影。
…………ま、さか。
煙で真っ白になった倉庫の入り口──
煙を裂いて姿を現したのは。
遥風、京、栄輔──
そして榛名優羽だった。
「は……っ?」
助けが来てくれたという安堵を追い越して、まず先に脳内に浮かび上がったのは。
どういうメンツ……?という率直な疑問。
遥風が犬猿の京と栄輔と一緒にいるってだけでも充分おかしいのに……榛名優羽?流石に目を疑った。確かに遥風にだけは親の話をした覚えがあるけれど、だからといって一緒に居るのは意味が分からなさすぎる。一体どうやって繋がったの……?
感動とかじゃなく、困惑し切って何も言えないでいる私の隣で、式町睦はというと。
呆気に取られたように、身じろぎすらせず硬直していた。
けれど、それも一瞬。
すぐに我に返って──
「近づくなっ!!」
鋭い声を上げ、手に持っていたナイフを再び私の首筋に突きつけた。
