こんな時間に誰だよ。
ちょっと怪訝に思いつつ確認してみると──
メッセージの送り主は、峰間京で。
その内容は──
『こいつ、多分カタギじゃないよ』
あまりにも衝撃的な一言だった。
………………はぁあ?!
バッ、と慌てて京に視線を向けると、すぐに『こっち見んな』と追いラインが送られてくる。やっべ、バカ正直に反応しちゃった……とちょっと冷や汗をかく俺に、京は続けてメッセージを打ってくる。
『やたら消臭剤置いてるあたり、麻薬特有の化学臭消すために必死』
その言葉に見渡してみると、確かに部屋の至る所に消臭剤が置かれていた。ようやく気づいたその異様さに、ゾッとして何も言えなくなる。
……いや、まだ分かんないだろ。普通に体臭ヤバすぎて気にしてるだけかもしれないじゃん。
と、必死に自分に言い聞かせようとする俺に追い討ちをかけるように、さらなる通知。
『あと、机の上にスマホ多すぎ。足がつかないように生きてるからだろ』
……いやいやいやそれも、大金持ちだからスマホコレクションしたいだけかもしんないじゃん。実はガジェット紹介系YouTuberとかかもしれないし。お願いだから怖いこと言うなって。
と、まだ否定する俺にトドメを刺すみたいに。
『ゴミ箱の中にチャカのメンテ形跡もろに残ってる。油まみれの新聞紙とか黒い煤ついた綿棒とか』
と、一発アウトのやつをぶっ込んできた。
