自己嫌悪に陥ったり開き直ったりと忙しい俺を前に、京は何かイタズラを思いついたみたいに目を細めた。
そして。
「なぁ、先輩が夢のある話してやるよ。千歳と同室になったら……ベッドに連れ込んでいちゃつける」
と、とんでもない爆弾発言を囁いてきた。
「はっ、はぁ……?!どこまでやったんすか……?!?」
「はは、秘密〜〜」
そんなことを言って、意味ありげに笑う京。
いや、やっば……あんなに可愛い千歳くん相手に、遥風といい京といい、一体どうやったらそこまでグイグイいけるんだよ。俺は意識のある千歳くん相手じゃハグが精一杯だって……。
「ま、童貞中坊の栄輔くんにはまだ無理かな。せいぜい頑張りなよ〜〜」
ちょっと小馬鹿にするようなトーンの峰間京の言葉に、俺はぴくりと反応した。
……うわ、こいつ。
遥風に対しては敵意剥き出しなのに、俺に対してはやけに優しいなと思ったら。
さては、俺のことを最初っからライバル認定してねぇな。
クッソ、顔カッコいいからって余裕ぶっこきやがって……俺だって中学校じゃ爆モテの爽やか先輩キャラなんだからな?
京の煽りに腹が立ってしまった俺は、すぐに彼の誤解を訂正してやる。
