さっさと嫌いになってくれ〜アイドルオーディションで嫌われたい男装美少女、なぜか姫ポジ獲得?!〜


……。

…………。

………………は?

……………………は??

はぁぁぁぁぁぁあああ?!?!!


「なっ、なにお前ソッチ系なのっ?!?!きーーっっしょ!!!」

「おい嘘だと言えよ遥風っっ!!今すぐに!!!!」

「あーあーあー。リンチ食らっても同情せーへんよ俺は」


瞬間、炸裂する非難轟々。

さっきまでうっすら漂っていた眠気が一瞬にして吹き飛ばされ、動物園のような騒ぎと化した。

俺にくっついた貧乏神が派手に物件をぶっ飛ばしたけど、それどころじゃない。もはや目の前のゲームに集中している人なんて誰もいなかった。

そんなカオスの中、当の本人は、『うるせー』とでも言いたげに顔を歪め、そっぽを向く。
は?おいスカしてんじゃねえって。早くなんか言え!!


「……あ、ちなみにこいつ自分からマウント取ってきたからね」

「怖」

「遥風お前ちゃんと性格悪いんやな」


遥風、マウントとか取りませんよ〜みたいな涼しい顔して普通にバチクソ煽ってくるからな。
俺は大人だから華麗にスルーしてこれたけど、峰間京って沸点低そうだし普通に全面戦争起こりそう。
さっきラウンジ覗いた時も誇張無しで火花の音聞こえたしな。怖すぎ。