昨日、少しでも遥風について知っておこうと思い、彼の過去を色々と調べた。
その結果分かったことは、皆戸遥風はかなりの完璧主義だということ。
周囲にミスを許さない苛烈な性格が災いし、『TRICK』のメンバーと不和が生じて、殴り合いの喧嘩にまで発展したこともあるのだとか。
「ごめんけど、テキトーにやっといてくれん?」
「……ナメてんの?」
「いや〜?俺ならどのパートでも目立てっからええねん」
……ダメだ。
自由人の飛龍と完璧主義の遥風、相性は最悪。
いつ衝突するかも分からない。
私が仲介しないと、グループが崩壊する。
「飛龍くんが向いてるのは、Fパートかな」
思わず口を挟んだ。
ちょっと意外そうに眉を上げてこちらを見る遥風。構わず続ける。
「飛龍くんの低音ウィスパー、Bメロ始めの低音域パートにマッチすると思う。Fはダンスブレイクパートもあるし……ピッタリだと思うんだけど」
一瞬の沈黙。
その静寂を破ったのは、意外な人物だった。
「俺もそう思います」
灰掛遼次。
一次審査で少し話した時には、私のことを警戒していそうだった彼。
さすがにこの喧嘩寸前の状況に流石にヤバさを感じたのだろうか、助け舟を出してくれた。
「Fは、低音域から始まるけど、後半にかけて盛り上がるパートが多いですよね。きちんと感情乗せられる人がいいって考えたら、飛龍くんがいいんじゃないですか」
彼は、自分で楽曲をアレンジできるだけあり、その発言は音楽的な視点から見ても説得力が強い。
私と遼次の2人に推薦され、まんざらでもなさそうな飛龍。
「ならそこにしよかなぁ。遼次くんと姫がそこまで推すんやったら」
げっ、姫ってあだ名、ここまで浸透してんの……?
その結果分かったことは、皆戸遥風はかなりの完璧主義だということ。
周囲にミスを許さない苛烈な性格が災いし、『TRICK』のメンバーと不和が生じて、殴り合いの喧嘩にまで発展したこともあるのだとか。
「ごめんけど、テキトーにやっといてくれん?」
「……ナメてんの?」
「いや〜?俺ならどのパートでも目立てっからええねん」
……ダメだ。
自由人の飛龍と完璧主義の遥風、相性は最悪。
いつ衝突するかも分からない。
私が仲介しないと、グループが崩壊する。
「飛龍くんが向いてるのは、Fパートかな」
思わず口を挟んだ。
ちょっと意外そうに眉を上げてこちらを見る遥風。構わず続ける。
「飛龍くんの低音ウィスパー、Bメロ始めの低音域パートにマッチすると思う。Fはダンスブレイクパートもあるし……ピッタリだと思うんだけど」
一瞬の沈黙。
その静寂を破ったのは、意外な人物だった。
「俺もそう思います」
灰掛遼次。
一次審査で少し話した時には、私のことを警戒していそうだった彼。
さすがにこの喧嘩寸前の状況に流石にヤバさを感じたのだろうか、助け舟を出してくれた。
「Fは、低音域から始まるけど、後半にかけて盛り上がるパートが多いですよね。きちんと感情乗せられる人がいいって考えたら、飛龍くんがいいんじゃないですか」
彼は、自分で楽曲をアレンジできるだけあり、その発言は音楽的な視点から見ても説得力が強い。
私と遼次の2人に推薦され、まんざらでもなさそうな飛龍。
「ならそこにしよかなぁ。遼次くんと姫がそこまで推すんやったら」
げっ、姫ってあだ名、ここまで浸透してんの……?
