と、そんなローガンに乗っかるようにして口を開いたのは──
今までだんまりを貫いていた、ユアン。
「Typical of the Japanese, isn’t it? Mindless puppets singing whatever’s handed to them without question. It’s honestly nauseating.(日本人って、大体そんなもんだろ。与えられた曲を何の疑いもなく歌う操り人形たち。マジで吐き気がするね)」
テーブルに肘をつき、退屈そうにカップを傾けながら言い放つユアン。
……ああ。
いっそ、英語なんか微塵も聞き取れなければ良かった。
そしたら、こんなにも傷つかないで済んだだろうに。
彼らの発する厳しい単語のひとつひとつが、心の内側にグサグサと突き刺さっていくみたいだった。
「……こいつらのデリカシーの無さ、すげぇな」
怒りを通り越して、呆れたように呟く遥風。
天鷲翔の方も、流石に馬鹿にされすぎていると感じたのだろうか──
苛立ちを吐き出すようにため息を落とし、話題を切り替えるように口を開いた。
「By the way, what's the lineup for tomorrow? We’ve got me, then Eisuke, and Chitose’s going last.(ところで、明日の出順ってどうなってる?俺らは最初に俺、それから栄輔、最後に千歳の予定だけど)」
彼の言葉に、私は思わず顔を上げた。
え?私、最後なの?初耳なんだけど……。
というか待って、ってことは……
もし万が一、私までに一勝一敗だったとしたら、私の対決が勝敗を左右する重要なポジションってことだ。
──やばい。
どうせこの順番も静琉が決めたんだろうけど──
あの人、本当に何を考えてるんだ?
絶対に、最後に持ってくるべきは私じゃないだろうに。
