「……黒髪ボブの、小動物系?」
「そのタイプの女好きな奴全員地雷ね」
「なんでそんなこと言うの!!」
バッサリと切り捨てた茉白ちゃんに全力抗議する夏葉ちゃん。
京の好みかはともかくとして、私は茉白ちゃんの意見に少し同意してしまう。
経験上、童顔ボブ好きは変な人ばっかりだったから、警戒するに越したことはない。
「てかそもそも夏葉はさ、あんな見るからにヤバそうな人のどこが好きなの?」
「え?目が死んでるところ、笑うときに片口角だけきゅって上がるところ、会話の返しが全部火力高いとこ」
「具体的でキショいですねー」
「目が死んでたらなんで良いの?」
「目が死んでるっていうか……なんてゆーの、目に欲がない?」
「ん……、?」
「あれ納得いってない」
心当たりが無さすぎて首を捻ってしまう。
峰間京の目に欲がない……?むしろ欲しかなくない?
