塩対応に思いっきり突っかかりにいく夏葉ちゃん。
ガチ恋してる相手にここまでいつものノリでグイグイ行けるのすごい……。
私はもし本気で好きになった相手ができたら隠し通せる気がしないから、ちょっと尊敬してしまう。
「うちって正直かなり可愛いじゃん?!顔だけじゃダメなの?!」
「ダメダメ。教養教養。ちゃんと自立しろ」
「ぐっ」
笑顔で辛辣な一言をぶっ刺し黙らせる京。
この人ほんと、女の扱い方が上手いというか、残酷というか……。
それでもまぁ、顔さえ良ければ誰彼構わず食ってた昔と比べればだいぶ成長したよね。
そんなふうに上から目線で感心してしまう私をよそに、京は気怠げに続ける。
「てか、そもそも俺好きな子いるしね」
「は?誰よその女」
「榛名千歳って子なんだけど」
完全に他人事だったところで肩を掴まれて、思わず飲み物を吹き出しかける。
ちょっ、巻き込んでくんなよ……!!
めんどくさいのでツッコまずスルーしようとしたのに、京は懲りずにこちらに話しかけてくる。
