「言ってなかったっけ。夏葉、京先輩にガチ恋しちゃったの」
「っ?!」
危うく、飲んでいたフルーツオレでむせかけた。
えっ、なっ……なんで?!
確かに、前々から京によく絡みに行くなぁとは思ってたけど……あくまでノリが合うから気に入ってるだけなのかと思ってた。
百戦錬磨の彼女が、あんないかにもな男に引っ掛かるとは……と衝撃を受けるのと同時に、そういえば出会った当初にこの子男運悪そうって思ったっけ、なんて今更思い出す。
「い、いつから……」
「先週の頭ポンが効いちゃったんでしょ?」
「ガチ効き」
「チョロ」
思わずツッコんでしまった。そんなウブなキャラだったっけ。
まぁ確かにあれは峰間京側の距離感に問題あるし、あの人を前にしたドキドキ感が分からないわけでもないけど……
彼を追うのは、なんというか、どう転んでも幸せになれない気がする。個人的にとてもおすすめできない。
