「もうちょっとスカート短くできない?」
「ふざけないで」
峰間京、絶対そういうこと言ってくると思ってた。
秒で私に切り捨てられ、けらけらと楽しそうに爆笑する諸悪の根源。
その片手には、当然のようにスマホが掲げられていて、パシャパシャとフラッシュ付きでこちらの写真を撮っている。
「あーヤバいめっちゃかわいい。もうちょっと視線ちょーだいこっち」
「ねぇそれ撮ってどうすんの。まさか遥風に送るとか言わないよね」
「……誰が送るかよこんな可愛い千歳。俺専用です〜」
遥風の名前が出た瞬間、目に見えてちょっと不機嫌になる京。
三次の時の女装では、嬉々として送ろうとか言ってきてたくせに……。
京のこの反応を見てると、この罰ゲームは作戦とか関係なく、本当に単なる峰間京の私欲だったんじゃないかと思えてきてしまう。
この人、一見こういう類の萌えに興味なさそうに見えるけど、意外と漫画とか読んでてサブカルに通じてるから、コスプレ大好きそうだし……あり得る。
