脚……いや、そうだよね。男子と女子では脂肪量が全く違うんだから、そりゃかなり性差出るよね。
私は、パーカーの裾を引っ張ってどうにかして隠せないかと試みるけど、やはりルーズなシルエットとはいえレディースのパーカーなのですっぽり覆えるわけもなく。
……あぁ、すごい、なんかめっちゃ嫌だ。
ギロチンに生首を差し出して、刃が落ちてくるのを今か今かと待ってるみたいな感じ……。
「……やっぱやめない?みんなにこんな格好見られたくないんだけど」
プレッシャーに耐えきれず、恐る恐る視線を上げてそう言うと。
茉白ちゃんと夏葉ちゃんは、ニコッ⭐︎と揃って爽やかな笑みを向けてくる。
「そんな可愛い顔して言ってもだーめ」
「しかもしかも、そんなこと言ってももう遅いでーす♡」
夏葉ちゃんが死刑宣告のように言いながら、クイとラウンジ入り口の方を指し示す。
導かれるようにその方向を辿ると、視線の先には──
授業終わりの兎内雪斗、峰間京、そして九条霞の三人がいた。
