さっさと嫌いになってくれ〜アイドルオーディションで嫌われたい男装美少女、なぜか姫ポジ獲得?!〜



と、内心でかなりビクビクしているうちに、前髪もミリ単位で完璧に整えられ、セットが完了。

かくして、私のJK化計画はようやくゴールを迎えることとなった。

テーブルにこれでもかというほど広げられたコスメたちを仕舞いながら、茉白ちゃんと夏葉ちゃんが改めてじーっとこちらを観察してくる。


「……ねぇ……改めて見ると、ガチでやばくね……??」

「ヤバい。どっからどう見ても女としか思えない」


女だからね。


「何気にうち一番凄いなって思うのがさ、太ももの質感。男のカリカリ脚じゃなくて、ちゃんとふわふわしてそうなのヤバい」

「目の付け所キショ」


秒で陽斗にツッコまれる夏葉ちゃん。

けれど、彼女の感想は変態チックでありながら、私に撮っては結構ヒヤヒヤする視点で、心臓が口から飛び出そうになった。本日二度目だ。