さっさと嫌いになってくれ〜アイドルオーディションで嫌われたい男装美少女、なぜか姫ポジ獲得?!〜



この流れになったのも、全ては峰間京のせいだ。

どうにかしてよ……と、恨みがましい視線を送ると。


京は、それに応えるように薄く微笑みながら──


「女装は?」


あっさりと、とんでもないワイルドカードを切ってきた。


……

…………はぁ????


脳が意味理解を拒んで動きを止めた私をよそに、ワッと盛り上がる周囲の面々。


「いいじゃん、千歳女装似合うし」

「恥ずかしい写真死ぬほど撮って、大事に保管して一生強請るね⭐︎」

「千歳くんの女装……他に見せたくないけど……願わくはあの衝撃をもう一度……」

「メスみてえなお前にはお似合いなんじゃね?」

「千歳〜、ぜ〜んぶうちらに任せな♡」

「ちょうど千歳の顔にメイクしてみたかったんだよね」