とはいえ、罰ゲームで九条霞とハグとか言われたらさすがにブチ切れるけど……京は椎木篤彦とは違って、その辺りのラインはちゃんと弁えてくれてる……はず。
……いや、でも弁えてる人は学校でディープキスなんてしてこないか……。
と、思考の渦にぐるぐると沈んでいる間に、いつの間にか8人全員への配札が終わったらしい。
それぞれ自分の手札を確認し、意味深な笑みを浮かべたり「なるほどね?」と頷いている中、私も恐る恐る手に取ってみる。
何かの間違いで、強いカードが揃っていたりしないかな──
そんな一縷の望みを込めて、薄目でチラリと確認してみるけれど。
♣3、 ♦4、♥5、♠6、♣4、♦6、 ♥7……
はい終わり。
危うくカードを全部まとめて投げ捨てかけた。
2やジョーカーが無いのは百歩譲っていいとして、絵札ゼロってことある?本当に2デッキあるんだよね??
革命が起きてくれたら最強カード揃いになるけど、確かさっき、革命は8枚揃えって誰かが言ってた。
だとしたら発生確率もかなり低いし、私の運の悪さを考えると、絶対に起きないと断言できてしまう。
もうやめていいですか……??
始まる前から目に見えたエンディングに、私は絶望の淵で、深いため息を吐くことしかできないのだった。
