さっさと嫌いになってくれ〜アイドルオーディションで嫌われたい男装美少女、なぜか姫ポジ獲得?!〜



あ、分かってくれたのかな──と安心したのも束の間。


「勿論、ビリは罰ゲームありで♡」


彼の口から放たれたのは、救済ではなくトドメの一撃。


峰間京ふざけんな──!!!!


内心めちゃくちゃ頭を抱える私をよそに、一気に乗り気になる賭け事好きの方々。


「いいね〜燃えるじゃん」

「やろうぜ」

「革命4?8?」

「2デッキだし8で良くね」


残念ながら、誰も助けてくれる気配はない。

いつも窮地で手を差し伸べてくれる雪斗、明頼、茉白ちゃんあたりが私の運の壊滅的な悪さを知らないせいだ。


もう自力でどうにか断ち切るか?

いや、でもここまでみんなノリノリになっているところで『運が悪いから嫌です!』って離脱するのも気が引けるし……それに、あの峰間京がなんの考えもなしにこんなことをするとは思えない。きっと彼には彼なりの考えがあるのだろう。