それは確かにそうだ。 どうせ全員殺す気でいるのなら、日記帳を使うようなチマチマしたやり方なんてする必要もない。 「とにかく早く行こうぜ。人に見られてる」 貴斗に言われて私たちはようやくまた歩き出したのだった。