探し始めて数十分、いつまで経っても目的のお店は見つけられず。
結局、朔羅に連れてきてもらった。
「なんでそんな方向音痴なんですか?」
注文を終えて、料理が来るのを待ちながら、朔羅が心底不思議そうな顔をして言う。
げしっ、と正面に座る朔羅の足を蹴った。
本気じゃないから問題ない。
「いてっ!」
朔羅は大袈裟にリアクションをとって蹴られた部分をさするような動きをしていた。
「すいませんって……。そろそろ機嫌直してくださいよ。」
「……朔羅が悪いの!」
ぷいっ、とそっぽを向いて言った。
私は方向音痴である。
そりゃもう、自他共に認める、完璧な方向音痴。
何回も通ってる道ならある程度わかるけど、初めて来たところは地図を見ても全然わからない。
それを知ってるのに、朔羅はあえて私に案内させて、その上あの言い草!
怒るなって言うほうが無理じゃない?!
「もうしませんから、許してください!」
朔羅が拝むようにして言ってくる。
そのセリフ、何度目だと思ってるのよ。
「ふん!」
「頼みますよ……もう絶対にしないので。」
「絶対?」
ギロリと朔羅を睨む。
「あなた、前もそんなこと言ってなかった?」
先月、こことは違うレストランに行ったときも、同じことをやって、同じことを言ってたはずだ。
「うぐ……」
朔羅はバツが悪そうに目を逸らした。
「……こ、今度こそ絶対です。本当に、もうしません!だから許して!」
「あの〜……」
急に第三者の声が聞こえてその方を見ると、店員さんが2つのオムライスを持って立っていた。
「こちら……どうぞ。」
はわ〜ちょー気まずい……。
「す、すいません!ありがとうございます!」
朔羅がそう言いながら片方を受け取る。
私も小声で「すいません……」と言いながら、もう片方の手に持ってるものを受け取った。
恥ずかしいところ見られた……。
「……たべよっか。」
「はい……。」
結局、朔羅に連れてきてもらった。
「なんでそんな方向音痴なんですか?」
注文を終えて、料理が来るのを待ちながら、朔羅が心底不思議そうな顔をして言う。
げしっ、と正面に座る朔羅の足を蹴った。
本気じゃないから問題ない。
「いてっ!」
朔羅は大袈裟にリアクションをとって蹴られた部分をさするような動きをしていた。
「すいませんって……。そろそろ機嫌直してくださいよ。」
「……朔羅が悪いの!」
ぷいっ、とそっぽを向いて言った。
私は方向音痴である。
そりゃもう、自他共に認める、完璧な方向音痴。
何回も通ってる道ならある程度わかるけど、初めて来たところは地図を見ても全然わからない。
それを知ってるのに、朔羅はあえて私に案内させて、その上あの言い草!
怒るなって言うほうが無理じゃない?!
「もうしませんから、許してください!」
朔羅が拝むようにして言ってくる。
そのセリフ、何度目だと思ってるのよ。
「ふん!」
「頼みますよ……もう絶対にしないので。」
「絶対?」
ギロリと朔羅を睨む。
「あなた、前もそんなこと言ってなかった?」
先月、こことは違うレストランに行ったときも、同じことをやって、同じことを言ってたはずだ。
「うぐ……」
朔羅はバツが悪そうに目を逸らした。
「……こ、今度こそ絶対です。本当に、もうしません!だから許して!」
「あの〜……」
急に第三者の声が聞こえてその方を見ると、店員さんが2つのオムライスを持って立っていた。
「こちら……どうぞ。」
はわ〜ちょー気まずい……。
「す、すいません!ありがとうございます!」
朔羅がそう言いながら片方を受け取る。
私も小声で「すいません……」と言いながら、もう片方の手に持ってるものを受け取った。
恥ずかしいところ見られた……。
「……たべよっか。」
「はい……。」

