ふたつのさくら

私がはてなをいっぱい浮かべているのがわかったのか、朔羅は丁寧に説明してくれた。

「えっと、大前提として、咲良さんはかわいいんですよ。綺麗です。美人です。とってもかわいいです。だから、都会に行くと変な虫がつくかもしれない。」

今の私の顔は真っ赤に染まっていることでしょう。

真面目な顔してかわいい連呼するんじゃない!

朔羅のばかぁ!

……ふぅ。

要するに、他の男に取られるのが嫌ってこと?かな?

「朔羅……嫉妬?」

そう聞くと朔羅の顔もみるみる赤くなって、朔羅は私から目を逸らした。

「……悪いですか?」

口を尖らせて、そんなことを言う。

……朔羅もかわいいよ。

私は一度朔羅に抱きついて、胸に顔を押し付けてから、朔羅の手を引っ張った。

「……じゃあ行こ!都会の男に私を見せびらかしてよ!」

すると朔羅の顔がパッと明るくなった。

「はい!」