私が口を開く前に、菖蒲さんが話し始める。
「……お嬢も、俺らの中に妖怪の血が混ざってることは知ってるよね?」
頷いた。
初代の双子の話は、何回も聞かされたから。
「徒野、渡貫の人間には、多い少ないはあるけど、妖怪の遺伝子が入っている。だから霊力が強い傾向があるし、妖怪を見ることもできる。」
確かめるように、菖蒲さんは話す。
「……今までの年月の中で、俺たちの中にある妖怪の遺伝子はだいぶ少なくなった。でもな、遺伝って分からなくて。16年前、妖怪の力を持つ子供が生まれてきたんだ。」
「16年前……?」
私が生まれた年だ。
私と、朔羅が生まれた年。
「心当たり、あるだろ?力が強いんだから、とか、霊力が他の人より高い、とか、今までに何回も言われたんじゃない?」
黙って頷く。
なんでか知らないけど、私はそう言われて来た。
「たまたま、お嬢の遺伝子は妖怪が強いものだったんだろう。渡貫はその性質から、霊力が高くなるだけだった。」
話が見えない。
朔羅の話のはずなのに、いつの間にか私の話になってる。
疑問符を浮かべる私を無視して、菖蒲さんは質問をしてきた。
「……お嬢さ、それが自分だけだと思ってない?」
「え……?どういうこと、ですか……?」
霊力とか、力が強いとかいうことを言われてきた人が、自分だけだと思ってるか、って質問?
だとしたら答えはイエスだ。
自分以外に、そんなことを言われてる人を見たことがないし、他の人からそんな噂なんかも聞いたことない。
でもわざわざそんなことを、それも今、聞くってことは……。
「まさか……!」
菖蒲さんは、「渡貫は」霊力が高くなるだけだったって言った。
それは初代が、霊力をコントロールする力を授かったから。
もし同じことが徒野にも起きてるんだとしたら?
徒野が授かったのは、妖怪の力のコントロール方法。
それはつまり、自分の中の妖怪の遺伝子を活性化させるってことだ。
徒野で力が強いってことは……。
「……お嬢も、俺らの中に妖怪の血が混ざってることは知ってるよね?」
頷いた。
初代の双子の話は、何回も聞かされたから。
「徒野、渡貫の人間には、多い少ないはあるけど、妖怪の遺伝子が入っている。だから霊力が強い傾向があるし、妖怪を見ることもできる。」
確かめるように、菖蒲さんは話す。
「……今までの年月の中で、俺たちの中にある妖怪の遺伝子はだいぶ少なくなった。でもな、遺伝って分からなくて。16年前、妖怪の力を持つ子供が生まれてきたんだ。」
「16年前……?」
私が生まれた年だ。
私と、朔羅が生まれた年。
「心当たり、あるだろ?力が強いんだから、とか、霊力が他の人より高い、とか、今までに何回も言われたんじゃない?」
黙って頷く。
なんでか知らないけど、私はそう言われて来た。
「たまたま、お嬢の遺伝子は妖怪が強いものだったんだろう。渡貫はその性質から、霊力が高くなるだけだった。」
話が見えない。
朔羅の話のはずなのに、いつの間にか私の話になってる。
疑問符を浮かべる私を無視して、菖蒲さんは質問をしてきた。
「……お嬢さ、それが自分だけだと思ってない?」
「え……?どういうこと、ですか……?」
霊力とか、力が強いとかいうことを言われてきた人が、自分だけだと思ってるか、って質問?
だとしたら答えはイエスだ。
自分以外に、そんなことを言われてる人を見たことがないし、他の人からそんな噂なんかも聞いたことない。
でもわざわざそんなことを、それも今、聞くってことは……。
「まさか……!」
菖蒲さんは、「渡貫は」霊力が高くなるだけだったって言った。
それは初代が、霊力をコントロールする力を授かったから。
もし同じことが徒野にも起きてるんだとしたら?
徒野が授かったのは、妖怪の力のコントロール方法。
それはつまり、自分の中の妖怪の遺伝子を活性化させるってことだ。
徒野で力が強いってことは……。

