ふたつのさくら

「……やっぱり、僕なんかいないほうがよかったよね……。」

元を正せば、ほとんどのことは僕が原因だ。

先代がああなったのも、凍夜が僕から離れようとしないのも、菖蒲が倒れる寸前まで働いたのも。

奏美くんが手伝いに来たのも、咲良さんが心配してるのも……。

部屋の明かりを消して、廊下に出る。

屋敷の外に出た。

こんな時間じゃ誰も歩いているわけない。

のんびりと散歩して、屋敷に戻り、自分の部屋の椅子に座って寝た。