ふたつのさくら

メッセージを送ってから約1時間後、朔羅から返事が返ってきた。

『なにも、心配しないで大丈夫ですよ』

言葉通り受け取るほど、お子様じゃない。

朔羅は私を心配させることを異様に嫌うから。

「……そんなの、無理。」

心配するな、と言われたら心配になるのが人間だ。

でもまだ、そう言えるだけの元気はある、って思っていいのかな?

若干、楽観視しすぎかとも思うけど、そうでもしないと、私がおかしくなりそうだった。

朔羅にメッセージを返す。

『そっか』

『でも夜はちゃんと寝てね』

『食欲なくてもご飯は食べること』

『日光も浴びてね』

『あと明日朝イチで食べたいもの教えて』

『作ってあげる』

料理が得意ってわけじゃないけど、全くできないわけじゃない。

最低限、食べれるものは作れるはずだ。

ほら、彼女の手料理って、全国の男子の憧れでしょ?

元気、出してくれたらいいな……。

その後、食欲はなかったけどご飯を食べて、お風呂に入って、眠った。