「騎士団長、セリーナと話があるから外してくれ」
「断る」
「はぁ? 俺の命令が聞けないのか?」
「なぜ聞く必要が?」
背が高いスティーブンから睨まれたエリオットはどういうことだと眉間に皺を寄せる。
「あぁん、そんな怖い顔しないで、騎士団長~」
エリオットの腕から離れスティーブンに抱きつこうとしたアンジェラを、セリーナは手で止めた。
「ちょっと何の真似よ、地味女」
「そちらこそ、どういうおつもりでしょうか? カヤ国の王太子殿下に勝手に触れようとなさるとは」
「私のモノなんだからいいじゃない」
うるさいわとセリーナの腕を払いのけようとしたアンジェラの手をセリーナはグッと掴んだ。
「今すぐ謝罪をしなければ、不敬罪に問います」
「はぁ? ふけーざいってなによ」
アンジェラは掴まれた腕を振りほどく。
「ははは。そんな怖い顔をするなよ、セリーナ。俺のことがまだ好きだからってアンジェラに嫌がらせするな。側妃にしてやるから安心しろって」
……側妃?
この男は何を言っているのだろうか?
「俺の妻を側妃だと?」
「あぁ。騎士団長、セリーナの護衛ご苦労だった。セリーナを連れて帰って来てくれ。婚約破棄したくらいで国を出るなんてどれだけ迷惑かけたと思っているんだ? でもまぁ、許してやるからさ」
側妃になって公務をやってくれと言われたセリーナは信じられないと目を見開いた。
婚約破棄したくらい?
私が迷惑をかけた?
許してやる?
どこまで身勝手な男なの?
こんな男と結婚しないですんでよかったけれど許せない!
「断る」
「はぁ? 俺の命令が聞けないのか?」
「なぜ聞く必要が?」
背が高いスティーブンから睨まれたエリオットはどういうことだと眉間に皺を寄せる。
「あぁん、そんな怖い顔しないで、騎士団長~」
エリオットの腕から離れスティーブンに抱きつこうとしたアンジェラを、セリーナは手で止めた。
「ちょっと何の真似よ、地味女」
「そちらこそ、どういうおつもりでしょうか? カヤ国の王太子殿下に勝手に触れようとなさるとは」
「私のモノなんだからいいじゃない」
うるさいわとセリーナの腕を払いのけようとしたアンジェラの手をセリーナはグッと掴んだ。
「今すぐ謝罪をしなければ、不敬罪に問います」
「はぁ? ふけーざいってなによ」
アンジェラは掴まれた腕を振りほどく。
「ははは。そんな怖い顔をするなよ、セリーナ。俺のことがまだ好きだからってアンジェラに嫌がらせするな。側妃にしてやるから安心しろって」
……側妃?
この男は何を言っているのだろうか?
「俺の妻を側妃だと?」
「あぁ。騎士団長、セリーナの護衛ご苦労だった。セリーナを連れて帰って来てくれ。婚約破棄したくらいで国を出るなんてどれだけ迷惑かけたと思っているんだ? でもまぁ、許してやるからさ」
側妃になって公務をやってくれと言われたセリーナは信じられないと目を見開いた。
婚約破棄したくらい?
私が迷惑をかけた?
許してやる?
どこまで身勝手な男なの?
こんな男と結婚しないですんでよかったけれど許せない!



