「まずは、粉のお抹茶を、抹茶茶碗に入れましょう。お抹茶をすくう専用の茶杓ですと二杯。なければティースプーンに軽く一杯でもいいですよ。お抹茶の粉はダマになりやすいので、このとき、茶こしでこして茶碗に入れましょう。そうすることで、サラサラの粉になり、舌触りのいいお抹茶を点てることができます」
ぎこちない手つきで、粉のお抹茶を茶こしでこして、抹茶茶碗に入れる。
よしっ、なんとかできた。
「お湯は、沸騰させたものを一旦別の器に入れて、ちょうどいい温度に冷ましてから使います。茶碗にお湯を入れたら、さっそく茶筅を使ってお抹茶を点てていきましょう」
アズくんが、ニコニコしながらわたしに茶筅を差し出した。
うわぁ、これ、テレビで見たことある!
茶筅っていうのは、竹の片方の端を細く割き、薄く削った先っぽを内側に柔らかくカーブさせたもの、なんだって。
一本の竹をこんなふうに加工して使おうだなんて、最初に考えた人は天才なんじゃないかって思う。
「まずは粉のお抹茶をお湯に溶かすように、茶筅をゆっくりと動かします。粉が溶けたら、茶筅を少し上げ、前後に速く動かして泡立てていきます。小文字のmを何度も書くように動かすといいですよ」
しゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃと茶筅を動かしていると、だんだんいい感じの泡が立ってきた。
うわぁ、これ、楽しい!
……あれっ。
ぎこちない手つきで、粉のお抹茶を茶こしでこして、抹茶茶碗に入れる。
よしっ、なんとかできた。
「お湯は、沸騰させたものを一旦別の器に入れて、ちょうどいい温度に冷ましてから使います。茶碗にお湯を入れたら、さっそく茶筅を使ってお抹茶を点てていきましょう」
アズくんが、ニコニコしながらわたしに茶筅を差し出した。
うわぁ、これ、テレビで見たことある!
茶筅っていうのは、竹の片方の端を細く割き、薄く削った先っぽを内側に柔らかくカーブさせたもの、なんだって。
一本の竹をこんなふうに加工して使おうだなんて、最初に考えた人は天才なんじゃないかって思う。
「まずは粉のお抹茶をお湯に溶かすように、茶筅をゆっくりと動かします。粉が溶けたら、茶筅を少し上げ、前後に速く動かして泡立てていきます。小文字のmを何度も書くように動かすといいですよ」
しゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃと茶筅を動かしていると、だんだんいい感じの泡が立ってきた。
うわぁ、これ、楽しい!
……あれっ。