「……」
エンくんの言葉があまりにもうれしくて、じわっと涙が滲む。
「ほんと、心愛は泣き虫だな。大丈夫、心愛はきっとうまくなる。オレが保証する!」
そう言って、エンくんがぐしゃぐしゃっとわたしの頭をなでた。
正直に言うと、すっごく不安だった。
スイーツ科に行きたい! っていう気持ちだけで、お菓子作りなんかしたこともないのに転科試験を受けたいだなんて、無謀なことを言っちゃって。
案の定、チョコレートも昨日のクッキーも連続で大失敗。
勉強しか取り柄のないようなわたしには、やっぱりムリなのかな……って思いはじめてた。
でも……こんなわたしでも、がんばってみてもいいんだって、エンくんが思わせてくれた。
わたしは袋をもう一枚出すと、クッキーを半分入れて、エンくんに差し出した。
「うん、ありがとな!」
「どういたしまして」
ニカッと笑って受け取ってくれたエンくんに、わたしもニコッと笑い返した。
エンくんの言葉があまりにもうれしくて、じわっと涙が滲む。
「ほんと、心愛は泣き虫だな。大丈夫、心愛はきっとうまくなる。オレが保証する!」
そう言って、エンくんがぐしゃぐしゃっとわたしの頭をなでた。
正直に言うと、すっごく不安だった。
スイーツ科に行きたい! っていう気持ちだけで、お菓子作りなんかしたこともないのに転科試験を受けたいだなんて、無謀なことを言っちゃって。
案の定、チョコレートも昨日のクッキーも連続で大失敗。
勉強しか取り柄のないようなわたしには、やっぱりムリなのかな……って思いはじめてた。
でも……こんなわたしでも、がんばってみてもいいんだって、エンくんが思わせてくれた。
わたしは袋をもう一枚出すと、クッキーを半分入れて、エンくんに差し出した。
「うん、ありがとな!」
「どういたしまして」
ニカッと笑って受け取ってくれたエンくんに、わたしもニコッと笑い返した。



