互いに舌を絡めって、チョコレートの甘さなんてわかんなくなっちゃうほど、九条とのキスは濃厚でひどく甘い。
「……んっ、九条……」
「はぁっ……ん？」
「好き」
「ふーん」
「好き」
「へぇー」
いつもなら『あ？俺のほうが気持ち勝ってんだよ』とか『俺はその百億倍』とか無駄に競ってくるのに、なんで『ふーん』『へぇー』とか素っ気ないの？
「……ねえ、好き？」
ちょっと不安になりつつ聞いてみると、ニヤニヤし始めた九条。
「ククッ。お前ほんっとチョロいな」
「は？」
「お可愛いこと」
「コロス」
「はいはい、落ち着け落ち着け。ほんっと可愛くて死ぬ。マジで俺以外に好きだのなんだの言うなよ」
「言うわけないでしょ」
「ま、お前がデレるのなんて俺の前だけだしな？」
「デレてないし」
「よっ！ツンデレ七瀬ちゃーん！」
「うっさいわ！」
「んぐっ！？」
あたしがありったけのチョコレートを九条の口の中へ突っ込んだのは言うまでもないよね？で、そのチョコをあたしに分け与えてきたのも言うまでもないよね？もちろん濃厚なキスで──。
「んっ、もう！むりっ……！」
「あ？もうへばんの～？ザコすぎ～」
「別にへばってないし！全然余裕だし！」
「へえ、ならもっとしてやるよ。クソ甘ぇやつ」
「んっ！？」
「……んっ、九条……」
「はぁっ……ん？」
「好き」
「ふーん」
「好き」
「へぇー」
いつもなら『あ？俺のほうが気持ち勝ってんだよ』とか『俺はその百億倍』とか無駄に競ってくるのに、なんで『ふーん』『へぇー』とか素っ気ないの？
「……ねえ、好き？」
ちょっと不安になりつつ聞いてみると、ニヤニヤし始めた九条。
「ククッ。お前ほんっとチョロいな」
「は？」
「お可愛いこと」
「コロス」
「はいはい、落ち着け落ち着け。ほんっと可愛くて死ぬ。マジで俺以外に好きだのなんだの言うなよ」
「言うわけないでしょ」
「ま、お前がデレるのなんて俺の前だけだしな？」
「デレてないし」
「よっ！ツンデレ七瀬ちゃーん！」
「うっさいわ！」
「んぐっ！？」
あたしがありったけのチョコレートを九条の口の中へ突っ込んだのは言うまでもないよね？で、そのチョコをあたしに分け与えてきたのも言うまでもないよね？もちろん濃厚なキスで──。
「んっ、もう！むりっ……！」
「あ？もうへばんの～？ザコすぎ～」
「別にへばってないし！全然余裕だし！」
「へえ、ならもっとしてやるよ。クソ甘ぇやつ」
「んっ！？」
