トップシークレット

「お、お前らが護衛~?んな堅苦しい格好して来んなよ~。だっせぇ」

「何々~。うっひょー!めっちゃ可愛い子じゃん!名前なんつーの?」

「つーか美人だねぇ!キミ~!」

「スーツとかえろっ。スタイルいいじゃん、ビキニも着てよ~」

「ええ~!超ドタイプきたぁ♡あたしメガネくん貰っちゃお~♡」

「私はその隣のイケメンくんがほしいなぁ~」

「あーしもメガネくんがいい~♡」

「両方とも欲しいな~♡」

カオスすぎて石のように固まるわたし達。

亮くんと流星くんが巨乳女子達に囲まれてベタベタ触れられているし、おっぱい押し当てられてるし……そんなの、そんなの絶っ対に許さない!!

「ちょっとすみません。彼達に気安く触れるのやめてくれませんか。そういう行為は迷惑ですし業務に支障をきたしかねませんのでお控えください。って流星くん!満更でもないような顔しない!鼻の下伸ばさない!」

「うえっ!?僕!?いや、そんなつもりなかったんだけどなぁ?悪い悪い」

鼻の下を伸ばしてる流星くんをジト目で見つめてると、後ろからグッと腕を掴まれてそのまま引っ張られた。

「おい、お前ちょっと来い」

「は?え、ちょっ……」

すると、連れていかれそうになるわたしを亮くんが引き止めてくれた。

「倉田さん、いくら護衛対象だからといってそんな勝手なことをされては困ります」

「あ?お前らにどんだけ金積んでると思ってんだ?好きにさせろよ」

「それとこれとでは話が別です」

「お前生意気だな、クソメガネの分際で」

「彼女を離してください」

倉田篤史が無理やりわたしを引っ張ると、亮くんの雰囲気が一気にズンと重くなって凄く怒ってるようにも見える。これヤバいパターンなのでは?護衛対象と揉めるなんて本来あってはならない。それに亮くん、家庭の事情でS専に来たっぽいし。立ち聞きするつもりはなかったんだけど、たまたま誰かと電話してる声を聞いちゃって、内容から察するに家族の為に働いてるって感じがした。ということは、減給なんてされたら亮くん困るだろうし、最悪退学とかシャレになんない。